haru-kanaのブログ

会社員→リハビリ職→→なんでも来いのセラピストを目指す

【つれづれ】知らないことを知っている

毎日顔を合わせてる家族やペット、職場の同僚やよく行くお店の人、日常の中に当たり前のように存在する人や物は、なんだかよく知っている気になっている。
 
初対面だと、相手がどんな人だろうかと少し気持ちのアンテナを張っているものだけど、だんだん慣れてくると、そのアンテナもつい感度を落としていたりする。
 
だいたいこういう人、と自分の中で決めつけてしまって、パターン的な関係になることも、気づくとあったりする。
その方が、日々を楽に力を抜いて過ごせるところもあるから、一概に悪いわけではないけれど、自分がそうしているということを自覚していないと、ささいなでも大切なことを見逃してしまうことも多い。
 
よく考えたら、自分のことだって全て知っているかどうか怪しいものなのに、自分以外の人やものを全て知っているなんてとんでもない。自分が知っているのは、自分が見て、聞いて、自分の中で判断して記憶している、ごくごく一部。相手には自分が知らない顔がたくさんある。
 
それは人でも、物でも、組織でも、仕事でも、すべて同じ。
よく知っている、けれど初めて知るかのように、関わっていくように。
アンテナ感度を頑張って高く保つ、というよりも、感度の性能を上げるよう普段から使いこなしていくことだろうなと思う。
サボって使わなくなって、たまに頑張って使おうとするから疲れてしまう。ふだんの生活で意識して使いつづけることで、感度もアップし、負担なく使えるようになる。
 
気づくことが増えると、自分にとっての選択肢も増えて、よりより関係性を作りやすくなり、それが好循環となっていく。
 
まずは、自分が知らないということを知ること。
そこから始まるし、そこに戻っていくなと思う。
 

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