haru-kanaのブログ

会社員→リハビリ職→→なんでも来いのセラピストを目指す

【自分を見つめる】会社勤めのころ

むかし、会社勤めをしていた。

 

いや、いまも一応組織に所属しているけれど、会社に出社して、決まった時間に会社で仕事して、というスタイルとは少し違うので、あくまで、むかしの会社勤めのころ、なんだけど。

その会社は学校を出て新人として初めて勤めたところで、9時から5時まで(残業もしつつ)経理の仕事を主にしていた。ある程度決まった業務内容を、いかに効率よく進め、分かりやすくまとめるか、みたいなところに力を使っていた。

 職場は男性(おじさま方)が多くて若かった当時はかわいがられていたと思うし、仕事に関係する資格をとったり、就業後に習い事をしたりと、それなりに日々の生活を楽しんでもいた。

 

でも何年か経って、猛烈に動き出したくなったのだ。それは、少しずつ少しずつ、自分が檻の中で縮こまっていく感じ。自分が少しずつ死んでしまって行くような感じがして。

 まわりを見渡せば、恵まれている職場とも言えたし、実際、辞めるとなったときは、会社の内外から「もったいない」とか、我慢が(足り)ない、といった声も少なからず聞いたりした。

それでも、お金がどうとか、環境がどうとか、そんなことではない、ただ、猛烈に自分が死んでしまってはいけない、という切迫感のようなものに突き動かされて、会社を辞めた。ほかにやりたいことが出来た、というのも、もちろん大きかったけれど、たぶん、それがなくても、辞めていただろうなぁと思う。


あれから何年も経ち、収入や環境の面でいえば、まだまだ会社員時代の方が良かったじゃん、って言われるとは思うけれど、当時の会社員時代の人と会ったなら、たぶん、「いい顔してるね」って言われると思う。

 というか、たとえ言われなくても、私自身が言えるから、自分が選んだ道を(自分にとっての)正解にしてきたんだろう。自分にイエスと言えるよう、これからも生きていこう、と、進学就職のニュースが多いこの時期に、ふと思う。

 

f:id:haru-kana-h:20170421175120j:plain